48TBファイルサーバに起こった異変から大修理に(3) 再同期完了編(交換2台目)

今回の話はそこまで怖い話ではなく、単に流れをみているだけです。

 

8番目の交換が完了した時点で3番目のHDDはどうなっていたのか?

SMARTの出力で主要な部分だけ書くとこんな感じです。

…
  5 Reallocated_Sector_Ct   0x0033   100   100   010    Pre-fail  Always       -       112
…
197 Current_Pending_Sector  0x0012   100   100   000    Old_age   Always       -       0
198 Offline_Uncorrectable   0x0010   100   100   000    Old_age   Offline      -       0
199 UDMA_CRC_Error_Count    0x003e   200   200   000    Old_age   Always       -       0
…
ATA Error Count: 2
…
Error 2 occurred at disk power-on lifetime: 11521 hours (480 days + 1 hours)
  When the command that caused the error occurred, the device was active or idle.

  After command completion occurred, registers were:
  ER ST SC SN CL CH DH
  -- -- -- -- -- -- --
  40 53 00 ff ff ff 0f  Error: UNC at LBA = 0x0fffffff = 268435455

  Commands leading to the command that caused the error were:
  CR FR SC SN CL CH DH DC   Powered_Up_Time  Command/Feature_Name
  -- -- -- -- -- -- -- --  ----------------  --------------------
  60 00 58 ff ff ff 4f 00      00:06:58.915  READ FPDMA QUEUED
  60 00 58 ff ff ff 4f 00      00:06:58.913  READ FPDMA QUEUED
  60 00 58 ff ff ff 4f 00      00:06:58.913  READ FPDMA QUEUED
  60 00 00 ff ff ff 4f 00      00:06:58.909  READ FPDMA QUEUED
  60 00 58 ff ff ff 4f 00      00:06:58.908  READ FPDMA QUEUED
…

SMARTの状態を知っている人ならわかると思いますが、Reallocated Sector Countが出ている時点ですでに危険な状態です。とりあえず予備のSectorでカバーできているけれども使えないSectorが出始めている、という意味です。これが行き過ぎると不良セクタが発生してデータ破損につながります。なので、もうこれは交換しないと近々故障することが確定しているディスクとなります。しかも、Read Errorについてもこちらに報告されているということはその意味でも故障寸前ということが推察されます。ちなみに、この修復作業をする前はReallcated Sector Countは数十セクタほどで、Read Errorに関する報告もSMARTからは出ていなかったので、resilver作業によってかなり危険度が増していることになります。

 

今回の交換はそれほど難しくはない

というのも、前回の話のせいで何回もresilver処理を行っている(この場合はscrub処理に近い処理を行った、という意味も含まれる)ため、ZFS側のファイル破損の可能性はほとんどない状態ということで、ZFSにおけるストレージ1つ分の交換処理だけですむからです。これに関しては本当にこちらの記事を読めばOKです。HDDの場所もしっかり確認しているためその手の問題はありませんでした。

 

修理するために使った金額はいくら?

結局交換用SATAインタフェースカード(SATA3-6I-PCIE×2)+故障したHDDの交換分(2台分)ということになります。約5万円ですか。ちょっとした出費となり痛かったです。

 

破損したファイルはほかにあったのか?

なんとか初期に発覚した1つだけで済んだようです。といっても破損したファイルのデータは全く戻ってこないので痛いですね。なお、ZFSの領域は私の設定だと圧縮領域なので途中でデータ破損がすればまず間違いなく破損部分以降の読み出しは不可能で、アーカイブファイルにリカバリレコードをつけることで…とかは全く意味がなかったことも付け加えておきましょう。圧縮領域でなければ読み出せたのか?といわれるとおそらく無理、となるのでしょうが。

 

こうならないように故障の前兆はつかむようにしましょう

今回はSATAインタフェースカードとHDDの同時故障が原因だったのでなかなか難しいところではありますが…。SATAインタフェースカードの場合はdmesgなどでI/Oエラーが出ていないか?がチェックの対象になりますし、そうでなかったとしてもzpool statusから見ることができるエラー状況は「なぜ起こったのか」をSMARTやdmesgなどである程度理由をつかんでおかないといかにRAID-Z2といえども危ない状況になることはある、というのが今回の教訓ですね。つまりは定期的にPCの状態は確認して管理しましょう、というところですか。あとはzpoolの修復も途中のエラーによってはやり方を変えないといつまでたっても終わらない、ということがわかってよかったです。日本語の記事でこれに言及しているものがほとんどなく、英語の記事でも詳細なものはほとんどない様子でしたので。もしzpoolの修復の話でこの記事にたどり着いた人は前回修復手順を参考にしてみてください。

48TBファイルサーバに起こった異変から大修理に(2) 交換1台目編(ZFSが大変)

副題に補題がつくほどこの作業が大変だったわけです。というか、これで1週間ほどが過ぎ去ったので記事が遅れた、という側面も否定できません。ということで、何が起こったのかを時系列をおいながら書きたいと思います。前回からの続きとなります。

 

SATAインタフェースカードの交換作業

単純に「SATA10ポート×1枚」を「SATA6ポート×2枚」にする作業です。ただし、対象のSATA3-I6-PCIEはPCI Express3.0 x2なので、それがささる場所が必要です。今回使っているM/Bがグラフィック用のPCI Expreess3.0 x16形式が2カ所あるタイプだったのでその2カ所を使うことでこの問題をパスすることができました。(もちろん、それを知っていてこの組み合わせにしています)

あとは「HDDの認識順番に合うように」SATAケーブルを接続する、という作業です。SATA3-I6-PCIEは前回のSATA3I10-PCIEとは異なり物理コネクタ位置と認識順番は一致しているようなので、よりCPUに近い側が認識順番が早いだろうという考えの元接続作業を行えば完了です。本来ならば一度サーバOSとは別環境でHDDがどの順番で認識するかチェックする必要があるのですが、そのあたりは説明書等で確認してしまえばそれほど問題はありませんでした。

 

SATAインタフェースカードを交換すると…先に8番目のHDDが異常に

実はこれが完全な予定外な案件でした。SATAインタフェースカードを交換すればあとはscrub処理をかけて、不良セクタが出かかっている3番目のHDDを交換して…と考えていましたが、先に8番目のHDDがSATAコマンドの送受信でエラーとなってしまってかなりまずい状態になってしまった、というところから今回の交換が大変になってしまった訳です。仕方がないので3番目の交換は後回しにして8番目の交換だけ行うことにしました。

ただし、すでにZFSのコマンドを使って8番目のHDDを切り離して…という処理をしている余裕がない状態だったため、物理的にHDDを切り離して交換用のHDDと取り替えた上で再同期処理を行う、という手順に出ました。詳しい手順はこちらの記事で。

 

再同期処理でエラーが発生

そして再同期中にエラーが起こってしまうわけです。おそらく前回のタイミングかそれより以前のタイミングでファイルが破損してしまったのでしょうね。こんな感じのエラーが出ます。

  pool: tank
 state: DEGRADED
status: One or more devices is currently being resilvered.  The pool will
        continue to function, possibly in a degraded state.
action: Wait for the resilver to complete.
  scan: resilver in progress since (日時)
        12.4T scanned at 426M/s, 5.85T issued at 201M/s, 41.4T total
        749G resilvered, 14.12% done, 2 days 03:29:48 to go
config:

        NAME                       STATE     READ WRITE CKSUM
        tank                       DEGRADED     0     0     0
          raidz2-0                 DEGRADED     0     0     0
            zfs1                   ONLINE       0     0     2
            zfs2                   ONLINE       0     0     2
            zfs3                   ONLINE       0     0     2
            zfs4                   ONLINE       0     0     2
            zfs5                   ONLINE       0     0     2
            zfs6                   ONLINE       0     0     2
            zfs7                   ONLINE       0     0     2
            replacing-7            DEGRADED     0     0     2
              1914476987721512675  OFFLINE      0     0     0  was /dev/disk/by-partlabel/zfs8/old
              zfs8                 ONLINE       0     0     0  (resilvering)

errors: Permanent errors have been detected in the following files:

        /tank/data/dat.zip

ちなみに日時とファイル名はちょっといじってありますが、こんな感じです。resilverの作業中にファイル破損(しかも永続)が見つかってしまった、というものです。これが起こってしまうと対象のファイルのデータは基本的に取り出すことができない、という致命的な問題です。もうこれに関しては諦めるしかありません。SATAインタフェースの問題ですのでコマンドの発行ミスがあればデータもバグが出るでしょうからそんなものだと思います。

問題はこの後です。とりあえず起こってしまったことはしょうがないので取り合えずresilver作業が一巡してZFSのRAID-Z2が復旧してからファイルの状態を確認して…見ようとできなかった、というのが今回の主題です。

 

なぜかRAID作業が終わらない

で、放置して再同期が終わったはずのポイントでzpoolをチェックしてみるとなんと勝手にresilver作業が2周目に突入するという事態に。は?と思いましたよ。わけがわからずとりあえずresilver作業を止めたかったのですが「止められないやめられない」(ちょっと違う?)状態に。detach処理を行っても結局裏で構築している様子で止まることなく再同期。ちなみにエラーが出たファイルをしてもエラーが解消される訳でもなくこんな状況に。

errors: Permanent errors have been detected in the following files:

        tank:<0x7a0>

マジでどうしよう?でした。ちなみに、途中で「ファイルが削除されてCHECKSUMエラーが検出されなければresilver作業は終わるのでは?」と考えてzpool clearもかけて見たのですが結局解消されず、なんと3周目に突入するという訳のわからない状態となってしまいました。この間にも実は3番目のHDDがRead Errorを起こしたりと非常に危険な状態になっていました。すでに不良セクタが出かかっている状態なのでさもありなん、というところでしょうか。

 

再同期作業を停止させて一度zpoolをエラーがない状態に戻す必要が合った様子

仕方がないので3周目の再同期を強制的に停止すべく、「一度サーバを物理的に停止させてHDDの認識を外す」処理を行いました。あまりよくない作業ですがね。ちなみにresliver処理は再起動程度では停止させることはできませんのであしからず。ちゃんと前の状態を記憶して再同期しようとする優秀な機能(微妙に皮肉)です。

さすがに物理的にHDDが切り離されれば再同期対象のHDDがありませんので作業は一気に進み、とりあえずRAID-2Z全体から見ればDEGRADED状態ながらresilverは終わりましたので、Permanent errosを取り除く必要があります。が、どうも以下の手順がいるようです。

  1. Permanent errorsとなっているファイルを削除(今回はすでに削除済み)
  2. Permanent errorsをリセットするために一度scrub処理(今回はHDDを切り離した後のresilver処理が代わりとなった)
  3. 状態をクリアするためにzpool clearを発行

本来は1~3の処理が必要のようですが、再同期処理などが代わりとなってPermanent errorsを解消することに成功したのが大きかったです。scrub処理は3番目のHDDがかなり危険な状態になっていますので行いたくなかったのですが、しなくても何とかなったのでよかったです。ちなみに、ここまでに(故障に気がついてから)2週間ほどかかっています。

 

Permanent errorsがなくなればあとは再同期処理をもう一度発行するだけ

やっと終わりましたので再度HDDをつなぎ直してrepairを行います。実はこの作業もかなり祈りが必要な状態でした。3番目は壊れかかっていますのでまた読み込みエラーなどが出たら再同期に失敗する可能性もありますし、また破損ファイルが出てくると同じような作業を行ってエラーを解消しないと再同期できないことはわかっている状態なので、致命的なエラーだけは出てほしくない場面でした。で、3日間ほど放置して結果としては

  pool: tank
 state: ONLINE
  scan: resilvered 5.18T in 2 days 11:17:26 with 0 errors on (作業開始日時)
config:

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        tank        ONLINE       0     0     0
          raidz2-0  ONLINE       0     0     0
            zfs1    ONLINE       0     0     0
            zfs2    ONLINE       0     0     0
            zfs3    ONLINE       0     0     0
            zfs4    ONLINE       0     0     0
            zfs5    ONLINE       0     0     0
            zfs6    ONLINE       0     0     0
            zfs7    ONLINE       0     0     0
            zfs8    ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

と、なんとか一度再同期作業が成功して一息つけた、というわけです。

 

最後に3番目のHDDを交換して…

ここで終えられたら楽なのですが、Read Errorが微妙な件数報告されていたり、SMARTの報告がかなり危なかったりしますのでやはり交換対象、というわけで次に続きます。次でこの話は最後になると思います。

 

48TBファイルサーバに起こった異変から大修理に(1) 機材購入編

この2週間ほどは2年前ほどに環境を構築したファイルサーバにとんでもない異変が発生したため、機材を集めたり修復用の処理をかけていました。これにかなりの時間がかかった(といっても原因がデータ量が大きすぎて環境の再構築作業に時間がかかった+その作業がとある理由で失敗続きだった)ということで教訓の意味も含めて書いておきたいと思います。

 

まずは現象から

確認したのは本当に些細なことでした。この48TBファイルサーバはZFSのRAID-Z2で構築されているので、時々手動で健康状態を確認しています。その中でちょっとやばい状態を見てしまったのですね。それがこれ。途中のscrubでの状態です。

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        tank        DEGRADED     0     0     0
          raidz2-0  DEGRADED     1     0     0
            zfs1    ONLINE       2     0     0
            zfs2    ONLINE       0     0     0
            zfs3    ONLINE       0     0     0
            zfs4    FAULTED     13     0     0  too many errors
            zfs5    ONLINE       2     0     0
            zfs6    ONLINE       0     0     0
            zfs7    ONLINE       0     0     0
            zfs8    ONLINE       0     0     0

…これ、絶対にやばすぎでしょ。

ReadErrorを3台同時に出すという事態なんです。ちなみにRAID-Z2はRAID-6の仲間であり2台までの故障に耐えられるように設計されているのですが、今回は同時に3台なんですよ。どう見ても何かがおかしい。そのためにRAID-Z2の管理本体にも影響が出ている状態なんですよね。問題は何が故障したか、です。即座に見て危なそうなのはzfs4と名前をつけてあるHDDなんですが…。dmesgより何がエラーを起こしたのかをちょっと拾ってみるとこんな感じ。同じネタが大量に出ていたので今回のエラーに関わる部分だけ残しています。

[53020.294315] sd 11:0:0:0: [sdf] tag#23 FAILED Result: hostbyte=DID_OK driverbyte=DRIVER_SENSE
[53020.294317] sd 11:0:0:0: [sdf] tag#23 Sense Key : Illegal Request [current]
[53020.294319] sd 11:0:0:0: [sdf] tag#23 Add. Sense: Unaligned write command
[53020.294321] sd 11:0:0:0: [sdf] tag#23 CDB: Read(16) 88 00 00 00 00 00 e3 d6 b3 18 00 00 08 00 00 00
[53020.294322] blk_update_request: I/O error, dev sdf, sector 3822498584 op 0x0:(READ) flags 0x700 phys_seg 32 prio class 0
[53097.541816] sd 12:0:0:0: [sdg] tag#27 FAILED Result: hostbyte=DID_OK driverbyte=DRIVER_SENSE
[53097.541817] sd 12:0:0:0: [sdg] tag#27 Sense Key : Illegal Request [current]
[53097.541818] sd 12:0:0:0: [sdg] tag#27 Add. Sense: Unaligned write command
[53097.541819] sd 12:0:0:0: [sdg] tag#27 CDB: Read(16) 88 00 00 00 00 00 e4 85 00 f0 00 00 01 58 00 00
[53097.541820] blk_update_request: I/O error, dev sdg, sector 3833921776 op 0x0:(READ) flags 0x700 phys_seg 6 prio class 0
[53097.894271] sd 6:0:0:0: [sdc] tag#2 FAILED Result: hostbyte=DID_OK driverbyte=DRIVER_SENSE
[53097.894273] sd 6:0:0:0: [sdc] tag#2 Sense Key : Illegal Request [current]
[53097.894274] sd 6:0:0:0: [sdc] tag#2 Add. Sense: Unaligned write command
[53097.894275] sd 6:0:0:0: [sdc] tag#2 CDB: Read(16) 88 00 00 00 00 00 e4 85 00 f0 00 00 01 58 00 00
[53097.894276] blk_update_request: I/O error, dev sdc, sector 3833921776 op 0x0:(READ) flags 0x700 phys_seg 43 prio class 0

DRIVER_SENSEといっているならばエラーの原因はストレージ側ではなくインタフェースカードでは?と思い、念のためにすべてのドライブのSMARTステータスを見てみると、不良セクタ関係の問題が見つかったはなんとzfs3という事態に。つまり今回のエラーにかかっていないドライブだったわけです。ちなみに、RAIDのHDDを接続しているSATAインターフェースカードはこの記事でも書いているとおりこの段階まではSATA3I10-PCIEというもの。これがかなりのキワモノで、対象記事でも書いてあるとおり

SATA2PortのASM1062からSATAを取り出し、各ポートをポートマルチプライヤのチップであるJMB575で5Portずつ分割することで10Port確保しています。ネットワークで例えるならルータが外部1Port内部2Portで内部ポートをハブで10Portに分割しているようなものです。

今回の読み込みエラーが出たドライブにつながっているzfs1,(3,)4,5はBIOSの認識順とコネクタの実装場所の関係から予測するとすべて同じポートマルチプライヤのチップから出ている(と推測される)ことから、原因はSATA3I10-PCIEに実装されているJMB575に異常が発生したのでは?という結論になりました。

 

SATAインタフェースカードなんて今はあまりない…

SATA3I10-PCIEはすでに発売されてから8年経過しているものですので市場在庫もほとんどなさそうで入手性が非常に悪いことと、同じものを買って負荷をかけるのがなんとなくいやになったので、値段が多少高くなってもポート数が多いカードを探したのですが、簡単にあるわけないですね。PCのストレージはM.2が主流になっている以上作っても売れませんので。値段が6桁円にならずにこの用途でギリギリ使えそうだった製品がこちら。

SATA3-I6-PCIE

SATAの管理チップが最新版になったモデルです。ポートマルチプライヤのチップを使わずに6ポート出せるという今となってはなかなかなボードです。が、10台を1枚で支えることができませんので「1枚+MBのポートを使う」or「2枚使いにする」で少し迷いました。結局同じような環境で動かした方がよいと思いますので2枚使いにすることにしました。

 

HDDが微妙な値上がり…

というわけでHDDは依然と同じこれです。

ST8000DM004

ちなみに、2~3ヶ月前に見たときからkakaku.comベースですが、1000円ほど最安値が値上がりしているようです。こんなところに円安の影響か…とちょっと考え込んでしまいました。

 

一度エラーをクリアしようとしてちょっとまずい事態に

とりあえず、ReadErrorが残っていると付け替えしたときにまずいことにならないか?と思いいったんzpool clearでエラーをクリアしようとしたら、こんな状態に…。

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        tank        ONLINE       0     0     0
          raidz2-0  ONLINE       0     0     0
            zfs1    ONLINE       0     0     2
            zfs2    ONLINE       0     0     0
            zfs3    ONLINE       0     0     1
            zfs4    ONLINE       0     0     0
            zfs5    ONLINE       0     0     1
            zfs6    ONLINE       0     0     0
            zfs7    ONLINE       0     0     0
            zfs8    ONLINE       0     0     0

やばいドライブすべてでCHECKSUMエラーを出すという状態に。もしかしてRAID崩壊の危機が間近に?この作業の影響が後々危ない形で出てきます。結論から言うとエラークリアできていないと最終的な再構築作業がうまくいかない、という状態になるようです。とりあえずSATAインタフェースカードを交換する前にもう一度zpool clearでCHECKSUMエラーをなかったことにしました。

 

次回はzpoolの再構築作業

これでかなり時間がかかりました。どういうことかというとエラー状態がのこったっままで再構築をしようとするとなぜか再構築が終わらない、という現象になるようです。理由がわからない上に解決方法もかなり難しいものですので…さすがにRAIDが崩壊するかも、の危険との戦いとなり、厳しかったです。

 

4年ぶりにスマートフォンを機種変更してみた(Xperia 5 Ⅲ) 使用感について その2

というわけで前回に引き続きXperia5 Ⅲの使用感についてまた書いてみたいと思います。といっても、私の場合は「ただの持ち運び型待ち受け専用携帯」の域をほとんど超えない使い方しかしていないのである意味特殊な感想になります。ある程度高性能なスマホを買っているのはWindowsゲームのエミュレータとかいろいろと試してみたいことがあるからなのですが、今回の感想では対象外です。誤解しないように書いておくと、Xpeira5 Ⅲは「スマホとしての完成度や性能は高い」とは言えるし、購入して十分に満足できるとは思います。が、細かい点で気になったのでそれを書いていく、と言う記事になります。解決法などがあればコメントを書いてくれるとうれしいです。

 

バッテリ持ちは…やはり使い方次第

いろいろなページで「バッテリ持ちが悪い」とか「2日程度のバッテリ」とか書かれますが、それって通学や通勤の最中にYoutubeの動画などを見るから、ですかね。待ち受け専用のようにほとんどの時間で鞄に入れっぱなしにしてたまに通知を見るくらいならば10日は頑張れば持ちます。カタログ上の静止時連続待ち受け時間は330時間なのでそんなものでしょうかね。まあ、前のスマホから電池容量が1.7倍くらいになったのに待ち受け時間が余り変わっていないのはSoCの使用電力量が増えたのか5Gの待ち受けで電力消費が上がったからか、まあその辺でしょうかね。

もちろん、これは「ほとんどスマホを触らない」以外にも「3GやGSMを利用しない設定にする」とか「バックグラウンドで動くアプリを極力削除する」と言った細かい作業が必要になってきますので、そのあたりは別のページを参照すると良いかもしれません。

 

Android12になってVPNの設定が…

前のスマホは家のルータにL2TPで接続できるようにVPNの設定をしていたのですが、Android12ではL2TPで接続する設定を作ることができなくなっている、と言う話がいろいろな場所に書いてありました。これ、私は知らなかったので買った直後にAndroidのバージョンを上げたためにVPNでの接続設定が作れなくなっちゃいました。購入直後のAndroid11なら作れたのですが、Android12ではVPNはセキュリティの強化のためか、IKEv2/IPSec系の設定しかないので、接続するVPNサーバにこれを受け入れられる設定を書かないとだめなのですが、ルータでこの設定ができるのかどうかが不明なのですよね。RTX系のルータでこれができるのか、情報があれば教えてください。手動設定をうまくすればできるような気はするのですが…。

 

QRコードリーダのアプリは別に用意した方が良い

Xperia系に付属しているカメラアプリは基本的に写真撮影用なので仕方がないと言えば仕方がないのですが、QRコードを読み取ってもWebページならまだしもメールを開いたりなど別のアプリと連動する系のQRコードには形式不明となり別のアプリへの連携ができないというちょっと残念な状態になっていますので、別のQRコードを読み取るアプリを入れた方がいいです。まあ、古いスマホで使っていたQRコードを読み取るアプリは今のバーションに対応していなかったので使いやすいものか、GoogleLensでどうにかするかは考え物になっています。

 

ホームUIも使いやすい物を入れる方が良い

個人的な都合で付属しているホームUIを無理矢理使っているのですが、やはりキャリアから提供されるホームUIはちょっと使いづらいな、と言うのが感想です。前のXperiaにはXperia専用のホームUIがあり、そちらはある程度使いやすかったのですがどうやらなくなってしまったようですね…。POBoxといい、そういう「個人的には使いやすかったXperia専用のアプリ」がなくなるのはちょっと悲しいです。

 

Bluetoothキーボード問題は解決せず…

前の記事でも書きましたが、一部の英語Bluetoothキーボードで「10キーのみのキーボードと勘違いされる」or「NumLockされたままと誤認識される」らしく、ほとんどのキーが押しても反応せず、ノートPCなどでNumLock時に数字入力になるキーは10キー扱いで入力できるという悲しい状態になることがあるようです。機種固有なのかAndroid全般の問題かが切り分けがつかないのですが、こちらについても解決法があれば教えてください。

 

と言う感想の記事でした。はい。

4年ぶりにスマートフォンを機種変更してみた(Xperia 5 Ⅲ) 初期の使用の感想

記事を書くのも久しぶりなのですが、書く内容があまりなかったので仕方がないですね。とりあえずblogに書ける内容ができたので書いてみます。実は未だに解決していない問題があるのですが、誰か解決法を知っている人がいないかな~と言う意味も含めて書いています。

 

機種変更の理由は「バッテリの持ちが悪くなってきたから」

ゲームをするわけでもなく動画を毎日スマートフォンで見るわけでもなく、どうせ電話機能くらいしか使わないので変える理由がほとんどなかったため放置してきたのですが、4年間も使うとさすがにバッテリの持ちが怪しくなってきたので(今の情勢から考えて端末代の値上がりの可能性もすこしだけ考えて)このあたりで一度新しいスマートフォンに変えようか、ということでXperiaからXperiaへの機種変更を行うことにしました。どうせ電話機能しか使わないのでiPhoneSEでもいいと言えばいいのですが、カメラ機能だけは使う機会がそれなりにあり、またプロセッサはある程度力がある物がほしかったのでこの選択でした。さすがにフラグシップモデルはコストパフォーマンスが悪すぎて選ばなかったです。

ちなみに、「バッテリの持ちが悪い」と書いていますが、電話機能くらいしかまともに使わない私の場合はなんと旧のスマートフォンでさえ5日に1回満充電にするという使い方で済んでいるのが怖いところでした。でも以前は1週間に1回だったんですよね…。まだ変えてからそれほどたっていないのでこれがどうなるのか確認できたらもう一度記事を書いてみたいと思います。

 

移行作業はPCよりは早いが、電子マネー系が面倒

移行作業するときに気をつけないといけないのが次の点でしょうか。

  • Googleアカウントを作り直すか同じ物を使うか考える必要がある。新しいアカウントを作成すると旧のスマートフォンで何のアプリを使っていたかが分からなくなる(GooglePlayで調べられない)。機種が新しくなるとアカウントを作っていたのでちょっと考えたので。
  • 電話帳やメールと言ったメモリにあるデータや、保存してある写真などのメディアもしっかりとコピーしないといけない
  • 電子マネーやポイントカードなどお金に関わるものを旧のスマートフォンから持ち越さないと電子マネーやポイントが消えてしまう
  • LINEなどのSNSについてもアカウントだけではなくメッセージも持ち越さないと困ることになるかも
  • 端末に紐付いていた認証系の情報(銀行やGoogle、Microsoftの二段階認証用のアプリなど)で使っている物は移行させる必要がある
  • UIが大分変わるのでホームアプリなどを設定して使い慣れたものに変更するか新しいアプリで慣れていくかを決めて環境を整えていく必要がある

電話帳やメールだけなら機種変更する場合は移行用のアプリを使うとかGoogleアカウント側に一部設定を待避させて移行後に戻すと言う作業でどうにかなるのですが、お金が関わる物は基本的に何らかのアカウント登録がされているのでパスワードを思い出したり、パスワードを再設定したりと意外と大変でした。基本的に4年前に導入したアプリのパスワードなんて紙にでも書いていない限り忘れるんですよね…。ちなみにこれがあるので旧のスマートフォンはしばらくWiFiのみでも使える状態にして手元にもっておいたほうが良いと思います。私もしばらくそのままの環境で保持した後1ヶ月くらいたって移行で忘れている物がなければ端末リセットしてフルセグ用スマートフォンとして持っておく予定です。

 

移行手順は…

他のサイトなどでも書いてあると思いますが、基本的にはつぎのようになるかと思います。

  1. 端末を購入する。(ショップで購入した場合は端末番号や通信先、キャリアメールの設定は最小限行われるが、オンラインショップでの購入はそれも手順を見ながら行う必要がある)なお、ショップで購入したときは購入後すぐに電話帳などを移行するとよい。専用の機械があるため。
  2. 端末のセキュリティを設定する。特に生体認証系は即座に設定しないとログインが面倒なことと、アプリでロックがかかることを前提に登録する物があるためこれは必須。
  3. (必要であれば)端末にWi-Fiなどモバイル通信以外の通信を設定して通信料を節約できるようにする。
  4. 端末に入っているキャリア系のアプリを一度アップデートする。不必要なものは削除する。
  5. 端末に入っているキャリア系のうち、アカウントに関する物は一度設定してしまう。
  6. Androidのバージョンアップやセキュリティパッチ系のアップデートを完全に行う。
  7. Googleアカウントを関連付けてアプリを入れられるようにする。
  8. GooglePlayの情報を見ながら旧のスマートフォンで入っていたアプリのうち必要な物を導入する。Androidのバージョンの関係で使えなくなるものは似たような機能をもつアプリを探して導入する。(実際にファイル管理やセキュリティアプリ、QRコード読み取りについて検討した)
  9. 各種アプリの設定やアカウントなどを移行させていく。電子マネー系やSNSのアカウント、二段階認証用アプリは早めに移行すること。
  10. 外部機器との接続を一度行い設定する。Bluetoothで接続する機器は一度接続して動きを見ること。音楽再生用アプリを導入してBluetoothで接続する場合は再接続時の設定が誤っているために勝手に音楽が再生されると言った現象も発生するので注意。
  11. UI系の設定を整える。アプリアイコンを起動しやすい用に配置したり、各種ウィジェットを調整するなど。

Windowsを再セットアップするときよりは多少まし?なのでしょうか。特に同じGoogleアカウントを使うのであればアプリのインストール履歴はGooglePlay経由で持ち越せるので必要なアプリだけ選択する、と言う操作が非常にやりやすいです。アカウントの連携設定が面倒なのは仕方がないことですね。

 

さすがに三眼カメラはきれいなのですが、画素数が少し不満

ここまで機種に関する感想が一つもなかったのでこれは書いておきます。今の性能になるとメモリ不足で遅くなるといった面も見られず、画面の解像度が低くて、と言う問題はまず起こらないので大分進化したな、と感心しています。機種の大きさについては実は機種変更する前より小さくなっているので評価対象ではありません。

で、気になった点のカメラでしょうか。三眼カメラになり光学ズームが使えるようになったのでその意味では非常にありがたいです。特にカメラ風にスマートフォンを構えるとアプリがデジカメ風で動くので安いデジカメなら全くいらない時代になったんだな、と考えます。フラッシュはどうしようもないですが…。

そして画素数の不満点です。Xperia 5 Ⅲの外側カメラの画素数は12MPで、大体のスマートフォンでカメラの画素数の基準となっているレベルなのですが、カメラにこだわるのであればもう少しほしいかな、と思います。また、12MPになるのはアスペクト比が4:3の場合だけで、それ以外に変えると大分下がってしまうのが悲しいところ。特に16:9にすると9MPになってしまうのでちょっと悲しいです。デジタルでやりとりする分にはディスプレイは大分横長なのでそれに合わせて撮影したいのですが、そうすると画素数をさげて撮影せざるを得ないので微妙と感じています。まあ、4:3で撮影後にトリミングでもすれば良いだけかもしれませんし、今のスマートフォンの画面の解像度から見ても1.5~2倍の細かさがあるのでまだ間に合っているとは言える上に、これ以上大きいとSNSで送信するときにデータ量が多くなりすぎてまずいのかもしれません。

 

最後にちょっとした問題…なぜかBluetoothキーボードを認識させるとテンキーだけ使える状態で認識される

というわけで、この記事を見て解決法や何かの情報を知っている人がいるならコメントに書いてほしい話題です。せっかく機種変更したので小さめの英語配列のBluetoothキーボードを買いましてそちらで文を書けるようにしようかと思ったのですが、認識させてみるとあら不思議。a,s,d,fなどは認識せず、jが1に、kが2に、…という英語キーボードとしては使い物にならない状態で認識されました。はじめはキーボードが壊れているかと思って旧のスマートフォンにつないでみたり、自分が持っている別のBluetoothキーボードをつないでみたりしたのですがそれらは正常に動いたので、新しく買ったBluetoothキーボードとこのAndroid端末の組み合わせで起こってしまった症状のようです。他のキーなどの状態を見る限りは今のところはおそらくですが「英語キーボードだがNumlockが入った状態orテンキーのキーボードと誤認識されている。Numlockを解除するか正しく英語キーボードと認識できれば解消できる」という読みです。しかしキーボード種別を英語キーボードに変えても直らず、Numlockされている状態だとするとこの事例は検索しても例があまり出てこないので困っています。キーマップなどで強制認識とかできるのでしょうかね…。