微妙に昨日の日記記事の続きです。
今実家にある地デジ対応TVですが、エコポイントの機能に対応するためにつけられた「状態に応じて電力をカットする機能」がありますが、
これがPCのモニタ(つまりPCの出力)として扱おうとした時にとても都合が悪いということに気がつかされました。
今回のはただ単に「NotePCからTVに画面を映してみてどんなもんだろうか・・・?」を見てみるためにやってみただけなのですが・・・。
問題になる機能は「視聴する人の年齢に合わせてバックライトの明るさを操作してその年齢が見やすい画面を作る」という機能です。
この機能が有効になっていると、ある状態の時に限りちょっとした問題が発生することがあります。
今の放送内容ではそれを描写しないようになっているのでほとんどわかりませんでした。
で、どういうことかというと、
描画される絵が白から黒または黒から白の色の変更を急激に行うとき、バックライトがその色につられて明るさを変えてしまうため、色変化がより激しくなったように感じる
(点滅とはちょっと違いますが、「人の背景を黒から白にしながら人を登場させる」の効果で起こっちゃう現象です)
というものです。今回はあるゲームのOP動画の再生でどうなるかを試していた時に起こった現象です。
色は完全に白とか黒でなくても「RGB=>YCrCbとした時にYが大きい色と小さい色を(TV画面上のかなりの面積で)急激に変更する」と同じようなことが起こります。
動作としてはこんな感じでしょうか。
- 白画面で適正な明るさになるようになっている
- 黒に急激に変化(白画面の明るさなので黒方向に行き過ぎ(=アンダーシュート)を起こす)
- 黒画面に合わせて適正な明るさになるようにする
- 白に急激に変化(黒画面の明るさなので白方向に行き過ぎ(=オーバーシュート)を起こす)
- 白画面に合わせて適正な明るさになるようにする
つまり、バックライトのエコ機能が画面の変化に追随できないために明るさの変化がより大きくなる、という副作用ですね。
確かにこれだと放送ではあまりないでしょうしね・・・。あるとすればホラーなんかで雷が落ちるシーンとかですか。
エコ機能としては正常なのですが、何かのイベントでモニタを使って動画を再生しようとする時はこの機能が変な方向に働くことは間違いないと思います。
この状態の時の「簡易電力モニタ」はかなりおもしろいです。画面がちょっと変わるだけで一気に電力ゲージが動くのでびっくりです。
ちょっとした地デジ対応TV(この場合はエコポイント対応とかも含まれる)で起こったおもしろい現象でした。
・・・つまり、いまこのTVで数年前にあった「某赤と青の点滅」があったらちょっとやばいのではないでしょうか?
赤と青だとあまり「明るさ」の差はないので問題は少ないかもしれませんが・・・。