というわけです。はい。私は以前からWordPressのビジュアルエディタプラグインにはTinyMCEを使っていたのですがWordPressを3.9に更新した付近から「何かおかしいな~」という感じで使い続けていました。で、理由がやっと分かったのでちょっとそれも交えて報告です。やっぱりビジュアルエディタはいいですね。
いくつかのビジュアルエディタプラグインがWordPress3.9で使えなくなっている
ま、これはいくつか記事が出ていますのでそれを参考に。特に影響が大きいと思われるのが上記と名前が似ていますが「Ultimate TinyMCE」というプラグインは現段階(2014-04-26)ではWordPress3.9に対応していないため使用できません。使っていた人は更新時にビジュアルエディタが動かなくなってびっくりしたことでしょう。とりあえず一時的に無効化するなりアンインストールして乗り換えるなりした方が良さそうです。
私の場合はTinyMCE Advancedを使っていた関係で本来ならこれに影響されない・・・はずだったのですが、更新の内容を読んでいなかったばっかりにとある現象に悩まされることになってしまったようです。もしかすると気になっている人がいるかもしれませんので参考に。
TinyMCE Advancedを4.0にバージョンアップするとエディタのボタン設定が一度リセットされる様子
これがちょっとやっかい。バージョンアップでボタンによる修飾だけではなく先頭行にメニューバーによる表示が加わって便利・・・にはなっているのですが、その影響でバージョンアップをするとエディタのボタン状態がリセットされます。これに気がつかないと「エディタの状態がおかしい」と思い込んでしまいます。私もその一人でしたし。
これに関してはエディタのボタン配置を再設定すれば直る問題のようなのでWordPressとTinyMCE Advancedのアップデート後に調整を行いましょう。なお、調整時にちょっと気になったこととしていくつかのブラウザで日本語表示の問題点として「フォントサイズ」の項目(ボタン配置設定上では「FontSize」)がありますが、この文字列が長すぎる+短縮文字列作成の間違いの関係で終端が文字化けしてしまいます。(実際、InternetExplorerでは文字化けしていました。GoogleChromeでは大丈夫だったのに)気になる人はがんばって直しましょう。手動でスタイルシートを直すなり。
TinyMCE Advanced 4.0にPS Disable Auto Formattingは必要ない
ビジュアルエディタとテキストエディタを切り替えた時に改行などが消える現象を何とかするプラグインとしてPS Disable Auto Formattingがありますが、そのオプションはTinyMCE Advanced側に取り込まれていますのでこちら側で使うようにしましょう。いらなくなっているので削除してしまった方が安全です。いくつかのサイトでは逆に悪さをしてしまうパターンもあるとなっていますので。私の場合、効いていなかったのか切り替えた時に勝手に行間が縮まったりしていたので不便だったのですが、いまはそれがないのでかなりありがたかったりします。
バージョンアップ時には確認が大事
特に細かくカスタマイズしている場合はバージョンアップ時の互換性問題は気にしておかないと後が大変ですね。思っていた違和感の関係で初めは「エディタプラグインが動作していないのでは?」と思い込んでいたくらいですし。見た目が変わるだけでもそう思うくらいですのでWordPressをカスタマイズして顧客にサービスをしている、というパターンだといろいろと考えないとだめですね。