Sambaの設定が3.4.5 => 3.4.7のタイミングで変わったらしい

手動更新ですが、一週間に一度くらいは自宅サーバーの更新確認をするようにはしているのですが・・・。

今回はその中で起こった出来事です。

Sambaのデフォルトの動作がこの更新のタイミングで変わったらしく、おかげで一部のアクセスが遮断されるという現象が起きました。

Linux上でシンボリックリンクを作っていて、それをSambaで参照しているとき、更新によってシンボリックリンクの先が参照できなくなる、というものです。

更新した直後は気がつかなかったのですが、いろいろと処理をしているうちに「何かおかしい・・・」という感じになって、しばらく調べる羽目になったものです。

で、原因はセキュリティの強化のためにunix extensions(UNIX系からのマウント動作時に拡張処理を受け付けるようにする)がyesの時に、

シンボリックリンクの参照先がマウントしたディレクトリの下にないとき、強制的に参照を不可能にする、という機能が追加されたために起こったものでした。

デフォルトの動作が変わったので、設定ファイル上に必要な設定があるわけもなし、この状態を認めるには必要な設定を追加する必要があります。

というわけで、smb.confのglobalセクション内に

unix extensions = no

wide links = yes

の記述を追加することでこの状態を解除できるようになります。(wide linksのデフォルトも変わっているので両方の設定を記述する必要がある)

なお、unix extensionsがなくなるのでUNIX系からのマウント処理ではいくつかの処理ができなくなる問題がありますが、

基本的にSambaはWindowsとの共有に使用されることがほとんどだと思うのでunix extensionsが無効になることの弊害はあまりないと思います。

・・・yumの更新で更新して行っているので、この手の動作変更はかなり厳しいものがあるような気がします。その辺、どうなんでしょうか・・・。

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