Win7の標準CODECで

Win7ではかなりの数のCODEC(デコードのみ)が標準で使用できるようになっています。いくつか列挙するなら

VideoCodec h264, DivX, XviD
AudioCodec AAC
Container MP4

というところがわかりやすいところだと思います。

わたしも、Win7をインストールした後でビデオがCodecを入れずにみることができたのが感激でした。(WinXPではK-Lite Codec Packを使っていた)

が、なんか気になることがあったので書いてみます。

MPEGビデオの画像の色について

たぶんMPEGだけではないと思いますが、WindowsMediaPlayerで再生すると、妙に明るく感じました。

特にMPEG内に入ってしまっているレターボックスの黒がピラーボックスの黒と同じ色になっていたのがびっくりでした。

WinXPの状態ではワイドディスプレイなんかでレターボックス付きのMPEGを再生させるとレターボックスの色とピラーボックスの色が異なっているのがわかると思います。

これはMPEGの色空間であるITU-R BT.601のデコードによって生まれる差だと思うのですが、なぜに今更になってこんな状態になるかがよくわかりません。

MPEGのCODECによる影響なのか、色変換側となるビデオドライバ系による影響なのか・・・。

h264での画像の崩れについて

Win7標準のh264のCODECはGPU支援を使って再生しているためか、CPUの使用率がかなり低いです。というかほとんどありません。

下手をするとHDサイズで再生しているはずなのにCPU使用率が0%とかそんな状態が起こります。これはどちらかというとうれしいのですが・・・。

これの影響と思われる現象で、再生している画面がディスプレイ上に表示されないようにしてしばらく放置した後、表示しようとするとデコードされる画像が崩れて表示されます。

おそらくOSかGPUがその間のデコードをやめてしまうため、デコードされないフレームがでてきて、それを参照しているフレームの動き補償が正確にできなくなる、というものだと思います。

次のIフレームがきたタイミングで状態が回復するので、動きが少ない場面だと崩れたまま長い時間それが表示されたままになります。

が、連続してみている限りは現れる現象でもないので気にしなければそれで終わりなのですが。

この現象はDivXやXvidでは確認できませんでした。

標準で再生できるフォーマットが増えることはいいことだと思います。これのおかげで、動画のサムネイルがWinVistaに比べてもかなりの数ができるので見分けがつきやすいです。

ただ、標準のAudioCodecにvorbisがあればもっといいのにな・・・と思ったのはゲームプログラマならではなのでしょうか・・・?


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