ここ一ヶ月くらいはWindowModePatchのバージョンアップ報告が半数を占めているような気がするのですが・・・たぶん気のせいではないですね。それだけバージョンアップの余地があるともいえますが、まあゲームの数だけ描画の仕方があるので汎用的に作るとこうなってしまうのは致し方ないでしょうか。
基本的に東方系(一次系)の動作改善がメイン
しかし驚きました。まさか実行ファイル改ざん検知を実装しているとは・・・。これがあるので静的パッチ状態を使うとしばらくすると自動的に落ちますので注意が必要です。これに対しては動的パッチ(DLLをツールで書き出してツールから起動させる)で避けることができますのでこちらを使うようにしてください。また、過去作になるとフレームレートが爆速で動いてしまうパターンもあるようです。いろいろな人がパッチを作っていますので・・・じゃなくて、もちろんそれに対しても対応しましたのでかなり古いものから最新のものまでほとんどで解像度変更が動作すると思います。
もちろん「一次系」という書き方をしているとおり、シューティングゲーム側だけではなく格闘ゲーム側もある程度動くようになっているはずです。まあ、掲示板の方でも一ヶ月少し前にあったFSAA(フルスクリーンアンチエイリアス)処理について言われていたのがその系でしたしね・・・。当たり前と言えば当たり前ですが。とりあえず動作状態も安定した上に他のテスト対象としているゲーム群でも目立った間違いは見られなかったのでこの状態で公開となりました。
追加した機能は逆用できる?
特にフレームレートを制限する機能ですが、設定項目はDirect3D系にありますが設定そのものはDirectDraw系でも一応動きます。ADVゲームで制限しても逆に不快になるだけですが、フレームスキップを(わざと)実装していないシューティングゲームや格闘ゲームで動きを押さえるために使うという発想はあります。起動が遅くなったりもしますのでいらつきが増えるだけのような気もしますが。なお、説明にも書いてありますがあくまで「制限」であり、リミットを外すことができないですので。
あとはWindowsAeroを強制的に有効にする機能とか。WindowsAeroを有効にすることで別の機能(キャプチャ関係?)と連動できるかもしれませんのでちょっとおもしろい機能だと思います。強制的に有効にするとたまに描画がおかしくなったりプログラムが落ちたりするのはこの手のツールではよくあることなので試してみるだけにしてくださいね。スクリーンセーバーの無効化やら、いろいろと補助機能も増えてきたことですが、使い方が難しいものまで増やしているのがまた。
フレームレート系の機能は試験実装にも
そして試験的な機能の実装です。実際には隠れていませんが、ツール側からは設定できない状態なので。説明書きにある説明と設定ファイルにある説明とは微妙な表現の差があり、ここに何を試験実装しているのかが分かるようになっています。まあ自分でこの機能をテストすると微妙な状態だったので試験実装、としています。使う必要はないですし、よほど気になった場合だけ見てみるといいかもしれません。