Fedora20をインストールしてみた

というわけで相も変わらず偶数番号ごとのバージョンアップをしています。前回もFedora16=>Fedora18でしたからね・・・。
なお、インストールメディアからのインストールなのでアップグレードはしていません。普通にクリーンインストールです。

 

やっぱり通常のインストーラが起動しない

Atomが古すぎるのでしょうかね・・・。Fedora18の時と同じく、グラフィカルモードでインストーラが起動しませんでした。
・・・が、Fedora20の場合はひと味違う!(Fedora19からそうだった・・・?)
前と同じく

Troubleshooting => Install Fedora in basic graphics mode

で、起動したのですが、今回の場合はテキストモードではなく解像度が少し悪くなったグラフィカルモードで起動してくれました。なのでキーボードとマウスを接続して普通のインストーラとして処理できました。これが一番助かったかも。

ちなみに、前回と同じくFedora20をテストとして仮想マシンにインストールテストを行いましたがこちらは何の問題もなく通過しました。普通にインストーラの画面も出ていましたし、不具合もありませんでした。改良されるものですね~。

 

基本的な注意点はFedora18の時と同じ

項目ごとに書いていきます。

 

1. パーティションはやっぱり手動で切った方がいい

btrfsを使ったりLVMを使ったりをしない場合に限られますが。ext4などの標準ファイルシステムを使う場合は相も変わらず勝手にパーティションの場所を決めてしまうので先頭から思った通りに並ぶ、ということはありません。私の場合はSystemRescueCDを活用して先にパーティションの状態を確定させておいてそこから場所取りをする、という形をとりました。ちなみに、私の場合は/usrと/varは分けるのですが、テストマシンくらいであれば/usrや/varを分ける場合は/usrに24GiB、/varに8GiB位あれば問題ありません。/varは通常データやログデータですのでもっと少なくても問題ないかも。実際に稼働させるときは領域の有効を考えてくっつけるかクラッシュ時の安全性を優先して分けるかは考え方次第です。

なお、btrfsやLVMの場合は先に大きな領域をとってそこから各マウント場所を割り当てる(ストレージプール)、という考え方のようなのでこのやり方をしない方が逆にいいです。普通にインストーラが切り分けする仕方に従いましょう。

 

2.rootパスワードの設定や初期ユーザーの設定はインストール中にする

インストール後、ではなくインストール中です。パッケージをメディアから入れている途中にrootパスワードの設定と初期ユーザー作成に関する処理を行うことができます。つまるところは時間の有効利用なのでしょうが、これはこれでいいかもしれません。設定そのものは普通ですし、初期ユーザーも管理者アカウント(sudoによる管理者でのコマンド発行)の権限を得ることができますので楽になっていますし、安全と言えば安全です。

 

3. R8168ドライバ問題はやっぱり健在

使っている人がだいぶ少なくなっているような気がしますが、この問題は健在です。普通にR8169が認識されていてそんなもんですか状態です。R8169でもファイルのダウンロードくらいはできるのが救いでしょうか。ドライバの認識についてはR8168ドライバを継続して認識させる Fedora18編を参考に。最新のバージョンは8.037.00系なのでkernelのバージョンによるパッチは今のところ(kernel3.11系までは)する必要がないようです。ただ、Makefileが微妙に変わっているので8.035.00の時とは違ったものになります。8.037.00系のMakefileの修正版を書いておきますと、

CONFIG_DOWN_SPEED_100 = n
CONFIG_ASPM = y
ENABLE_S5WOL = y

obj-m := r8168.o
r8168-objs := r8168_n.o r8168_asf.o rtl_eeprom.o rtltool.o
EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_R8168_NAPI
EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_R8168_VLAN
ifeq ($(CONFIG_DOWN_SPEED_100), y)
	EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_DOWN_SPEED_100 
endif
ifeq ($(CONFIG_ASPM), y)
	EXTRA_CFLAGS += -DCONFIG_ASPM 
endif
ifeq ($(ENABLE_S5WOL), y)
	EXTRA_CFLAGS += -DENABLE_S5WOL 
endif

ifeq ($(KERNELRELEASE),)
	BASEDIR := /lib/modules/$(shell uname -r)
else
	BASEDIR := /lib/modules/$(KERNELRELEASE)
endif

KERNELDIR ?= $(BASEDIR)/build
PWD :=$(shell pwd)
DRIVERDIR := $(shell find $(BASEDIR)/kernel/drivers/net -name realtek -type d)
ifeq ($(DRIVERDIR),)
	DRIVERDIR := $(BASEDIR)/kernel/drivers/net
endif
RTKDIR := $(subst $(BASEDIR)/,,$(DRIVERDIR))

.PHONY: all
all: clean modules install

.PHONY:modules
modules:
	$(MAKE) -C $(KERNELDIR) SUBDIRS=$(PWD) modules

.PHONY:clean
clean:
	$(MAKE) -C $(KERNELDIR) SUBDIRS=$(PWD) clean

.PHONY:install
install:
	$(MAKE) -C $(KERNELDIR) SUBDIRS=$(PWD) INSTALL_MOD_DIR=$(RTKDIR) modules_install

となります。WOLに関する設定が増えているので入れてみました、というところです。

 

4. SSHやOpenSSLが楕円曲線暗号を使える(もしくは使う)ように

SSHについてはFedora18やFedora19を今現在使っている場合でもyumで更新されたときに起こる現象ですが、認証処理が楕円曲線暗号系に変わっています。主役がRSAから交代しようとしているのでしょうか?またOpenSSLも普通に楕円曲線暗号をサポートしていますのでApacheなどでhttpsを使うときには楕円曲線暗号を使ってみるのも一興です。RSAの場合と手順が異なるのでちょっとやっかいですが、テストサーバーなのでこういうのもいいと思います。

 

5.MySQLからMariaDBに

yumでMySQLのインストールを要求するとMariaDBがダウンロードされます。ダウンロードされるバージョンは5.5なので、MySQL5.5互換ということなのでどちらでも問題はありません。まあ少し前からMariaDBに切り替えているところがいくつかありましたが、今回はディストリビューションレベルで切り替わりましたのでMySQLを無理に使う必要はない、というところですね。もちろんMariaDB5.5系はMySQL5.5系とかなり互換がある(用意されているコマンド名も使えるSQLもほぼ同一)ので気にせず使いましょう。次のバージョンになると互換性が弱くなるのですが、その辺は置いていて。

 

6.そろそろfirewalldに切り替えか?

さすがに1年もたてば必要な設定方法が書いてあるページが出てくるのでfirewalld経由でファイアウォールを設定する方が良くなってきている状態です。ただ、設定ファイルがバックアップしてあるのであるので面倒だと思えばfirewalldを止めてしまってiptablesの設定ファイルに書き込んでそちらだけで行うのが相変わらず楽だと思います。

 

クリーンインストールがあっさり終わったのでさてどうしようかと

開発に必要な各サービスも設定が終わりましたし、fortranコンパイラも入れましたのでテストマシンとしては準備完了です。バックアップしていたファイルも戻しましたし。

今日一日はこれでだいぶつぶれました。無駄に時間をかけたのがパーティションの状態整合だった、というのが悲しいですね。Fedora18の状態からパーティションの状態を引き継げば時間を使わなかっただろうにな~と思いました。

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