バイクの免許を取ってからアニメを見るとおもしろい

今日のはちょっとした雑記です。ただ、本当に妙なおもしろさがあるのでこだわってみてみるとおもしろいです。

 

バイク運転時の各動作について

まず、バイクの免許を持っていない(この場合の「バイクの免許」は自動二輪免許を指します。原付免許は入りません)人に簡単に説明すると、通常のバイク(MTの場合。ビックスクーターと呼ばれるATバイクは除外)を運転する場合、両手両足それぞれに動作の割り当てがあります。表にするなら

右手 アクセル動作。レバーは前輪ブレーキ。
左手 レバーはクラッチ(ギア操作時に使用)。
右足 ペダルは後輪ブレーキ。なお、カーブなどで安定させるために軽く踏んだ状態でアクセルをかけることもある。
左足 つま先にレバーがあり、クラッチでギアを切り離しているときに上げるとギアが一段上がり、下げる(踏む)とギアが一段下がる。

となります。教習を受ければこれくらいは常識ですが、免許を持っていなかったり、原付免許だけの場合、特に左側の動作が原付(AT系も)とはかなり異なるのでびっくりすると思います。

 

バイクの免許を取るとアニメ内でのバイクの扱いがおもしろい

免許を取ってみてからアニメ内でバイクを運転しているシーン(レース系は除く)を見てみるとアニメーターがバイクの運転の仕方を知っているかどうかでかなり演出がおもしろかったり違和感を覚えたりします。紹介する例は二つですが、これ以外でも気をつけてみてみるとおもしろかったりします。なお、アニメで見る場合は原作者がバイクの運転ができたとしてもアニメ化される段階で変な直され方をする場合があるのでその部分の責任は無いと思って良いと思います。よほど意図した演出ではない限りですが。

TVスペシャルのルパン三世シリーズでバイクを運転している演出

ルパン三世の場合はメインキャラのうちルパン三世、次元大介、峰不二子の三人はバイクを運転するので演出は細かい部分まで入っている場合が多いです。特に見返してみてすごく細かい演出だ、と思ったのが(かなり古いですが)「ルパン三世 ワルサーP38」のOPでバイクを運転するシーンです。技量的に難しいとか物理的に微妙だとか、というのは置いておいて。

OPシーンの最後にルパンがバイクに乗ったまま敵が乗っていたトラック(荷台が開いている状態)に乗り上げて停止しようとしているところに時限爆弾があり驚いた場面(先頭から7:10前後)がありますが、このときルパンが数秒でとった行動は

  1. 左手(指二本)でレバーを握る
  2. 左足のつま先を二回下げる(この演出が細かい)
  3. バイクに乗っているルパンの全体絵が出て進行方向を変えてトラックの荷台から逃げようとする

となっています。で、これをバイクの運転としてみたとき、

  1. クラッチレバーを握りギアの切り替えの準備をする
  2. ギアを現在のギアから二段落として加速の準備をする(その前のギアの状態の仮定が不明だが・・・)
  3. アクセル操作で加速をかけて荷台から離脱させる

というように見事にバイクの運転動作として理にかなったものとなっています。さすが、というところですね。ほかのシリーズでもバイクの運転技能に関して矛盾があるようなところはほとんど無いと思います。気にしようと思わなければ気にはならないかもしれませんが、こういうところもちゃんとやっているのがいいですね。

 

バクマン。アニメシリーズでバイクを運転している演出

実は免許を取ったときにこれが一番気になったのでこの記事を書いていたりしています。作品中でバイクを直接運転しているのは福田真太(ライバルの漫画家)と吉田幸司(別の漫画家の編集。なお「吉」の上は「土」が正しい)の二人となります。一応漫画としてバイクを書いてはいますが静止画なので無視します。

で、この中でバイクを運転しているとき、ツッコミどころ満載な状態になっていることに放送中気がついた人はどのくらいいたのでしょうか?というところです。旬はとっくに過ぎていますが。よくわかりやすい話が「バクマン。3」の7話 「記念撮影と教室」 で、12:25くらいで信号機待ちをしているシーンがありますが、このときのバイクを運転している吉田さんの手の状態がおかしいのです。

というのも、信号待ちで止まっているときに両手ともグリップを握っているだけでレバーを握っていないわけです。車のMTの免許があれば上のバイクの説明と組み合わせてみてみるととんでもない状態なのが説明するまでもなくわかると思います。一応説明するならこれがATのバイク(スクーター)ならレバーは前後輪の差があっても両方ともブレーキレバーなのでブレーキをかけていない状態ということで微妙という結論になるのですが、どう見てもATのバイクではないのでMTとして考えると

  • 右手のレバーを引いていない=>前輪ブレーキをかけていない
  • 右足はペダルを踏んでいる(ように見える)=>後輪ブレーキはかかっている
  • 左手のレバーを引いていない=>クラッチでギアを切り離していない(停車しているはずなのに)

となります。なお、普通信号待ちなどで停車するときはブレーキをかけて「クラッチでギアを切り離して」停車します。そうしないとエンスト(エンジンの回転が強制停止)します。つまり、もし信号待ちで停車するなら左のレバーを握った状態で止まらないと不自然なわけです。(MT車の運転時も同様にクラッチを踏んだまま停止して信号待ちをする)一応隣のオープンカーの人間と会話するシーンなのでギアをニュートラルに入れている、という可能性も否定しきれませんが・・・。それでも右のレバーまで離しているのは危ないと思います。この辺はどういう設定なのか公式の解説を見ていないのでちょっと批判気味に。(というかそんなものあるのか?)

 

バイクの演出など自分が知っている細かいところを見るとおもしろい

特に世間一般に普通に存在してかつ正しい扱いを知っている人間が少ないものだとこういう風ににやりとしたり違和感を覚えたりするというパターンがそれなりにあります。今回はバイクの演出についてでしたが、たとえば楽器の演奏でもやったことのある人が見ると細かいな~と思ったりするところなどあるかもしれません。そういうものを見てみるのも変わった楽しみとしていいかもしれませんね。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

この記事のトラックバック用URL