私がシェアウェアを作らない理由

このWebページで公開しているソフトはすべてフリーソフトとして公開しています。まあ、その理由でも説明していこうかと思います。

実際、仕事がないのですからシェアウェアを作ってある程度収入が得られる状態になればなあ~とは思いますが、実際にそんなには簡単ではないです。

 

フリーソフト故の「手軽さ」

これは作る方にも使ってみる方にも起こる現象です。まずは作り手の立場から。

 

こういうフリーソフトというのはかなりの数が「その機能をもつプログラムを見つけられなったからとりあえず作ってみた」「自分が(ソースコードのテストなど)実験用に作ってみたら使えそうだったので公開した」というものだと思います。実際、少し前に公開したMovieLayerPlayerもこのタイプです。いわゆる休日プログラマが作ったものがそのままフリーとして出た、というものです。システム改良を行おうとして組み込んだハッシュアルゴリズムを使ってみる、というのでHashCalculatorも公開していますし。まさに副産物ですね。

あとは、私のようにフリープログラマとして動いている場合は少しあるのですが、「自分の実力を示すために作る」という場合もあります。スマートフォンのフリーのアプリもこうやって作られることがあります。一種の宣伝行為ですね。仕事を受注するときにこの手のものが必要になることがかなりあります。というかないと信用してもらえません。この頃はスマートフォンのアプリ開発はかなり数が多いので「短期間」かつ「確実に」、「低料金で」となるとこうなるわけですね。

そして「気軽に公開できる」というところです。公開できるサイトはそれぞれのカテゴリでいっぱいありますし、なによりフリーソフトなのでソフトウェアができる機能の完全性や多機能性を求められることもないですし、デバッグをそれなりに(もちろん、自分が納得するレベルまで)行えば免責をreadmeなんかのテキストに記述しておけばとりあえずは何とかなります。そのため、それを利用していろいろなツールやらも作れます。

 

使ってみる分には一番は「手軽さ」ですね。スマートフォン用のアプリでもそうですが、とりあえず信用できる場所からダウンロードして実行してみる。軽く使ってみて思っていた用途にあうとか、別の用途でも使えそうだと判断すればとりあえず残しておく。そうでなければさっさと削除。で、しばらく使って見るなりして良ければ定番化、そうならなければ放置、ですよね。金を支払っていない分判断基準が大幅に下がるのでやりやすいですしね。

そして「圧倒的な数」ですよね。フリーソフトの場合は単機能なものでも数がかなりあるので検索さえうまくいけば自分の用途に合うものが一つや二つくらいなら見つかります。見つからなかったらまさに「ごめんなさい」状態ですが。

シェアウェアにすると金銭が絡む分問題が複雑化する

特にユーザーの態度が激変するんですよね・・・。フリーソフトだと気にならなかった問題点がシェアウェアで出すととたんに改良要求がきて。しかも「金を払っている」という性格上サポートをするのが当然と思うのが一般的ですので。そうなると作者側もその作業に時間を割く必要が出てきます。シェアウェアで生活ができるまで十分に稼げているならそちら側に力を使っても大丈夫ですが、これが日曜趣味レベルのプログラムでやると週末まで文句の嵐で罵詈雑言がいろんな場所に記述されることに。仕方がないと言えば仕方がないですが。このあたりはまだ試用期間を設けてやることである程度解決はできますがそれでも完全は難しいです。

そして、ほとんどの人が思う「シェアウェア=有料=無料ではない=手軽に使えない」ため、使ってもらうことそのものが起こりにくくなり、ダウンロード数が増えなかったり、意見などのフィートバックが奪われてしまうことになります。使われないプログラムを公開するのはかなり寂しいものがありますし、これをモチベーションに作っている人もいるのでこれは厳しいですね。

 

で、これに絡む話題としてちょっと掲示板にもあった話に連動して「WindowModePatchのようなツールは絶対にシェアウェアの形をとることができない」というところですか。一応目的として「汎用的にゲームに対してウィンドウサイズ変更機能を与える」ことを目的としているので、ここに無理が出てきてしまいます。

わかりやすく言うと

  1. シェアウェアなので「対応していないゲームがある。これに対応しろ」という要望(事実上要求)が来る
  2. 対応するためには対象のゲームを検証しなければならず、ほとんどの場合は(たとえ中古でも)購入して検証を行うことに
  3. 対応できればまだよいが、対応できなければ「料金泥棒」のレッテルを貼られて掲示板やメールなどがものすごいことに

のコンボが見事に成立します。3.はまあ想定できるのですが、2.が痛い。シェアウェアで得られる分以上の出費が起こると意味ないどころでは済まないですね。そして複数のユーザーがダウンロードしてそこからフィードバックが得られなければそこで更新は止まってしまう。良くて自分が気になったソフトをテストしてみて初めて動かないことがわかる、という流れに。そうなると公開している意味が余りありません。それが故にこの手のシステムツール群はほとんどフリーソフトとなります。よくてもカンパウェアですね。

 

まあ、いろいろと言いましたが、シェアウェアというのはいろいろと面倒なんですよね。シェアウェアを管理するシステムがあろうが無かろうがこういう問題が絶対に生じるので。私はたぶん個人でソフトウェアを世間に公開するときはほぼ確実にシェアウェアにはならないでしょう。

仕事で作る場合はちゃんとしますが

この場合のシェアウェアのように「個人が公開して対価をとる」ものは作りませんが、仕事で作る分には当たり前ですが別物です。そうでなければフリープログラマなんて名乗れませんからね。私が持っているADVシステムにしても、切り出してフリーソフトで使う分にはそれはそれですが、ADVゲームとシステムを出す、というのであれば仕事としての契約によってサポートを行う、というのは当たり前ですね。スマートフォン用のアプリに関しても契約に基づいてやりますし。

・・・というか仕事が欲しいです。はい。

 


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