というわけで遅れましたが今年分の感想です。MediaFoundation系の記事を連載していたのでこちらを放送された昨日ではなく今日になって書いています。
ちなみに、去年の感想や一昨年の感想と比べるとおもしろいです。
一昨年に行った高校生クイズの難易度の考察ともちょっと絡みます。
何を持って高校生クイズ「らしさ」とするのか難しいところなので
今回のクイズ形式が正しいとか間違っているとかそういう評価は全くできませんが・・・。
個人的に思ったのは「クイズの問題数が少なすぎる」と関連しますが「知力以外の面がちょっと強すぎる」というところです。
以降細かな感想でも書きますが、今回の場合放送時間に対して「名所を巡る」部分を放送している時間があまりにも長いというところです。
見ていない人はこのあとそもそも「今回の形式がどういうものだったか」を以降から見れば何となくわかります。
まあ、せっかく三人というグループで出ているので「協力によって問題(QuizではなくProblem)を突破する」という方針はいいと思います。
2012年以前にやっていた形式だとグループの意味はせいぜい「それぞれの人間が得意とする分野を変更できる」程度でしかなかったので。
一回戦以前はほぼ華麗にスルー
今回は「世界」がテーマと言うことで放送時間のかなりを「世界を回っている」様子を放送することに時間をかけていました。
そのために一回戦以前が今回の放送ではばっさりとなっているところですか。まるで予選扱いですね。
おそらくこのタイミングではない時間で放送していたのかもしれませんが・・・。
基本的にはアクション要素が強いクイズ形式だったと思います。大声で叫んで・・・って何年前に見たかな?
あとはこの段階で各地域の代表となったことでしょうか。まあ6チームを選ぶからと言って偏るとおもしろくないのはわかりますが。
こんな形式なら学力は余り関係がないのはこの段階でもよくわかりますか。
二回戦はタイでの名所巡り対決
本来の最低問題数は各名所で出される1問x3=3問なのが微妙でした。
これってどう見て移動する為に走り回る体力と移動方法がわからないときに人に聞く度胸がかなり効くな~と見ながら。
名所到着後の問題についても一つは名所にまつわる問題で学力とはほぼ関係なかったですし。
しかも「10大名所」とか言いながら名所を巡るのは3ヶ所x3+1ヶ所=10ヶ所にしているので・・・。
まあ、最後にあった敗者復活ですさまじい二択クイズをみたのはまた。
準決勝もフランス(パリ)内で走り回るだけ
クイズと言うより移動競争とひらめきですね。これだと。
移動についてはかなり鍵となるようで、最後の勝者と敗者を分けるポイントともなりました。
この辺は本当に度胸ですね。移動手段の選択は正しいか、手段が限定されているならそれを以下に早く見つけられるか、の方に主眼が置かれているように見えました。
そのため、こちらも体力勝負と度胸と時の運だな~とおもいながら。
ただ、昔の高校生クイズにもあった「わざと一人だけを自分たちで選んで勝負の行方を託す」というのはいいと思います。
この部分は仲間の絆を見せつけられるので感動もさることながら放送局側にも見栄えがいいと思います。そういうのは置いておかないといけないのですが。
個人的には準決勝まではまあこの形式でも許せるかな~と思います。
ただ、決勝の形式だけはもの申したい
一応モン・サン=ミシェルでの戦いでしたが、その干潟・・・じゃなくて、引き潮時の浜辺を使うというのが何とも。
がんばってこのタイミングになるようにクイズ期間を設定したことにはすごいですが。
個人的にはクイズの形式がかなり気に入らないな~というのは思います。
せめて決勝戦ならそれなりの問題数で争っている様子でも良かったと思います。
今回は浜辺を走り回って移動するのが主眼とかしているのが・・・。最後が浜辺2kmの三人四脚による移動、というのがまた。
クイズ自体も問題数は最低数は4問(一人ずつx三人分+謎解き)というのがまたな~と。
たとえ数年前であっても決勝戦は普通のクイズ形式で行われていたのでせめて最後を走るにしてももう少しクイズがあっても、と思います。
全体的に移動シーンが多すぎ
というわけで放送された部分について感想を面面を書いてみました。
テーマが「世界」、勝負も「知力、体力、時の運」とは言っていましたが・・・。
なんとも体力が問われる戦いだったのが数年間のクイズ形式から見るとクイズ数に不満を覚えるところですか。
(ここ最近では一回戦:50問を全校でやって上位勝ち抜け、二回戦:直接対決の連続多答クイズ、準決勝:高難易度の問題を数問、決勝:直接対決のサバイバル形式、だったかな?)
ただ、世界と言いながら言ったのはタイとフランスだけですし、おそらくそれぞれの場所に仕掛けを置くのにかなりの金を使ったのでしょうね・・・とは思います。
クイズの難易度もかなり低めでしたし。そもそも難易度とか言っているものではなく人に尋ねたり対象のポイントに言ってみてきたり、と。
本来のクイズでも高校入学レベルの学力なら答えられるものがたいていだったと思います。
高校生クイズの形式を考える上ではおもしろい提起だった
こんな形式もありと言えばありかな~とは思わなくもないところがまた。
見ている分にはチームの協力やらというある意味「高校生らしい」と感じる面が表に出てくるのがみていて良かったと思うところです。
クイズ漬けにして難問を解かせるのはこういうのを見てみると間違ってはいないけれども人によってはおもしろくも何ともないですし。東大正答率なんたらというのが特に。
個人的にはこの形式は一ラウンドだけ(おそらく準決勝あたり)行うと良いのでは、と思います。
名門校の役割があまりなかった(でも結局は・・・)というところもまた。
皆さんはどんな感想を抱くのでしょうね・・・。