やっとファイルサーバーを構築できるだけの資材をあつめてLinuxをインストールしてみようと思いましたが・・・。何か大変なことがいろいろと起こりました。
今日ってクリスマスですよね・・・。何で一人でわびしくこんなことをしているのでしょうか・・・。
Linuxのインストーラでパーティション操作をするときは要注意
とりあえずDebianを入れてみよう、と言うことでインストールをやってみました。
それ自身はまあ滞りはほとんど無く終わったのですが、終わった後で調べてみるとびっくり。
4kB Alignの処理がまともに行われていない(パーティションの先頭セクタがおかしい)と言うことが発覚。
システム領域だけならまだしもソフトウェアRAID領域の物理パーティションまでこの状態に巻き込まれていてなんともはや。
このままだと転送速度やらに差し障るため仕方がないのでインストールした部分を無視して自分でパーティションを強制設定することに。
使ったのは「System Rescue CD」というもので、Linuxでパーティション操作およびファイル操作だけを特別に出来るようにしてある1CD Linuxです。
手順はこんな感じですね。
- CUI上でpartedコマンドによりすべてのパーティションを強制削除。
- partedコマンド上で先頭セクタを2048にするようにパーティションを作成
- GUI上でgpartedを使って残りのパーティションを作成
なぜ途中でgpartedにしたか、と言いますとpartedコマンドでパーティションを作ると「先頭と終端」のペアで領域サイズを指定することになってしまい、「先頭とサイズ」で指定できないからなんですね・・・。
切り分け直してDebianをインストールしてみて・・・。
現在の安定版Debian(squeeze)では32bitバイナリをapt-get出来ない
次のバージョン(Wheezy)では出来るらしいです。これが出来ないためにx64版の一部のバイナリのバージョンが低いままになってしまうという悲劇が。
もちろん、直接対象のパッケージを指定した上で強制オプションを効かせればインストールは出来ますが、これだと依存性を持つパッケージのインストールが大変なことになると言うことであきらめました。
ある程度設定を行った後で気がついたのでものすごい徒労感が・・・。仕方がないのでCentOSに切り替えることにしました。
CentOS6.3でのbtrfsの扱い
今回、RAIDデータ領域および/home以下をbtrfsで扱おう、と思っていてDebianでインストールしたときはそういう設定で行っていました。
しかし、CentOS6.3のインストーラではbtrfsを扱うことは「厳密には」出来ない、と言うことが分かりました。
この「厳密には」が微妙な鍵で、
- btrfsを/などのブートを扱う領域に使用しない
- btrfsで扱う領域はあらかじめフォーマットしておく(インストーラからはディレクトリ指定のみ)
- btrfsに関連するパッケージのインストールを行う
とすると、インストール直後に使用できるようになっている、と言うことが分かりました。
本来なら重複セクタの除去とか圧縮とかが出来るのですが、インストール時の場合はちょっと難しいようですね。
正常に使用できるのはいつになる?
のでしょうか・・・・。