というわけで、ITmediaで記事になっていたこの問題についてです。
まあ、簡単な解説があれば意味はわかると思います。この問題のおもしろさを理解するには、高校の数学を理解していた方がよいと思います。
まず、簡単にお題について
こういうものです。
小学生「4!」
理系「よくわかってんじゃん」
文系「やっぱわかんないか~w」
この式の答えは?
まず初めに、該当の問題の正しい答えを理解しておく必要があります。
初めに誤答からですが、
という風に、演算子の優先順序を無視して計算する、というものです。
正答は
ですね。なので、文系の人は「わかっていない」と言ったわけですね。
(演算子の優先順序を理解していない、という意味です)
ところが、小学生の解答をよく見ると
小学生「4!」
と、解答の後ろに「!」が入っています。これが理系にとっての鍵になります。
もちろん、口答だと教師の人は理解できないと思いますが、これが文字として書かれている場合は話が別です。
これを「演算子」として理解すると、「n!」の形と見ることができ、これは「階乗」を計算する、の意味になります。
文系の方などで階乗の意味がわからない人に簡単に説明すると、こんな計算を行います。
例として、
ということを理解した上で解答を式として書いてみると
となり、理系の「よくわかっている」という発言が出てきます。
式の遊びにしてはおもしろい
ですね。特に「誤答側も正答側も同じような書き方で表せる」というのが楽しいです。
もちろん、途中にも書きましたが、階乗を口頭で説明するには、普通に「4の階乗」と発音しないとわかりません。
本当に「4!」と発音したとして、聞き手がそれを判別するすべがないですからね。