ちょっとルーターが寿命っぽいことになりそうなのでルーターの部分を新しいものに変えようと思いとりあえず一つ買ってみたのですが・・・。
やっぱり家庭用だと全然機能が足りないな~という第一感想を抱いてしまった人です。
仕事上でも自鯖を使っているのでちょっとルーター部に負担がかかるのですが、あまり気にしていなかった人です。
が、買い換えると今まで使っていたルーターが自分に合っていたことがよくわかる事象がいっぱい出てきて困っています。
使っていたルーターは「MN8300」というもの
かなり古いです。発売は2003年くらいでしょうか。この当時ではランクがかなり高い方のルーターだと思います。
このルーター、個人使用レベルでは機能が違った意味で充実していたルーターでした。いくつか使っていた機能としては
- マルチセッション(最大8セッションまで管理)+接続元(LAN内)IPでの振り分け
- かなりの数でのNAT変換(静的NATだけで最大64エントリ(最終ファーム時))
- GapNAT(転送されてきたポートを内部LANに入る段階で別ポートに変換する能力がある機能)
- 複雑な通過条件を高速に処理できるネットワーク用のプロセッサが搭載されている
- DDNSへのIP変更通知をこのルーターが自動で処理してくれる(最大4エントリ、マルチセッション対応)
というもので、個人レベルで回線を使ってサーバーを組むにはものすごい使いやすいルーターだったわけです。
が、さすがに寄る年波には勝てず(?)、どうしてもGigabitEthernetの能力がない(特にWAN側)という問題から交換をしようとしてとりあえず探したのですが・・・
どうも目的の能力があるルーターがない
というか、一般家庭用のルーターを扱っているメーカーではすでに有線のみのルーターというのがほとんどないらしいです。
まあ、今では無線機能が標準でないとあまり意味がない、といったところなのでしょうか。
さらにいうと、一般家庭用なので、上記の機能を持っているルーターがほぼありません。特に、
- DDNSは自社で扱っているものだけに対応している(ほとんどが1つだけ。扱えるDNSの数も1つだけ)
- マルチセッションができないものが多い。あっても最大2つ、さらにはほとんどがフレッツスクエア用で「接続元を判定して振り分け」の機能がない
- NAT変換のエントリ数が少ないものが多い
と、LAN内に自鯖のルーターとして使うにはかなり心許ない機能しかありません。
どうしても、というなら業務用のルーターでPPPoE接続+マルチセッションサポートのものを探すか省電力CPUを使ってルーターマシンを組んだ方がいいかもしれません。
値段ともご相談というわけで、適当に無線LANルーターを使ってみることに
しました。どれくらいの処理落ちが出るかが気になるところです。
まあ、今まで無線LANがLAN内にあるアクセスポイント経由だったものがルーターから直になったのでそれだけが有利かな~といえるところです。
NATのエントリ数が足りなくなるようなら最悪DMZを自鯖に向けて設定して自鯖側のiptablesを作動させる、という手に出ようかな、とも思います。telnetが使えなくなるが痛いです。