一応バージョンを0.08にあげましたが、各種ライブラリの更新は半分ダミーです。
もちろん、最新のライブラリ(libogg => 1.2.1,libvorbis => 1.3.2,libvpx => 0.9.5)に変更したのでバージョンアップと言うこと「になった」のですが・・・。
いろいろと考えて問題になったのが、「DirectShow Extend Filter Libraryを使用するときの条件」な訳です。
ちょっとした想定外な記述をしてしまっていた
私が考えていた想定では
- アーカイブファイル(dsexfilter.zip)を転載するときは要連絡(雑誌などに載せるときを想定)
- dllをプラグインなどで使用するときは著作権表記を行えば使用可(吉里吉里の動画再生プラグインとして使うなど)
だったわけです。ライブラリを広く利用してもらうためにはこれがもっとも適切だ、と思った方法です。
が、この条件だったつもりが「転載は要連絡」としてしまうと実は後者の条件でも要連絡になってしまうのでは・・・?
で、このことを解消しようと「ライブラリ使用時はBSDライセンス」と記載しようと思っていたら、今度はBSDライセンスでは「再配布も転載も自由」という状態であることが発覚して
とんでもなく変なジレンマに陥ってしまった、というわけです。
その部分の表記の修正がどうしてもしたかった
というわけで、この条件を再度明記しなおしてreadmeを書き直したのですが、なんかvector側のデータ更新がよくなさそうな気配がしたので
どうにかバージョンアップして更新する口実を作り出したわけですね。同一バージョンでの差し替えというのが許されるのかどうかは調べていないので不明です。
0.07と0.08ではその部分の表記を変更してありますので注意してください。といっても想定通りとなるように文言を書き直しただけですが。
作者としてはやっぱり「メール連絡くらいはほしいな~」というのは心情ですね。
ちなみに
一応ライブラリ単体でOggTheoraやWebMを再生できます。この「単体で」というのが肝で、「音声部分にvorbisが含まれていても正常に再生できる」というのを記述していません。
それが当たり前だと思っていたので記述していなかったわけですが、blogを使ってこの部分を再度記述しておきたいと思います。
ちなみに、OggTheoraの場合はSplitter自身にvorbisのデコードをさせていますが、WebMの場合はvorbisのデコードフィルタを実装してそれを通過させる形でデコードしています。
どちらでも「正常にオーディオラインが再生される」ことには変わりないのですが・・・。
そして、なぜか作り直したライブラリのサイズが減少したというバージョンアップでは珍しいパターンになってしまいました。いったいそれぞれのライブラリに何があったのやら・・・。