ファイルサーバのRAIDディスクが1つ飛んだので修復してみる

この記事を書いているこのタイミングではまだRAIDアレイのリビルド中なので終了待ちです。今回はRAIDアレイの修復作業ではなくもっと違ったところで大変なことが起こっていたのでそれをメインに書いてみたいと思います。

 

RAID5のディスクの認識ができなくなった

まずはじめに出た問題がこれ。ログを見る限りでは4日前ほどに不良セクタの発生でI/Oエラーが出てアクセスができなくなったようです。その前後でHDDのコントローラが応答不能に陥り強制的にRAIDアレイから除外された、という状態だったようです。早めに気がついてよかったです。ということでRAID5なので早急にHDDを取り替えてRAIDアレイの修復を行う必要が出てきたのですが、ここでHDDに関するとある問題が発生しました。

 

スペアとなるHDDがない。同じ型番のHDDはすでに販売されていない。そして・・・

このファイルサーバを組み立てたときに8TB以上あり、GB単価で一番安かったのがSeagateのST8000AS0002というもの。これ、実はArchiveHDDと呼ばれているもので、組んだ当時は用途的にはぴったりのものだったのですが、スペアを買っていない(というか1年ほど前に1台故障して同一型番のものと取り替えている)ため、手元に存在しておらず、同じ型番のものはすでに販売終了。しかも後継となるHDDはなんと存在していません。これは困った。というのも、RAIDアレイの再構築を行うためのストレージは「必ず残りのストレージデバイスが持つ容量以上のものを使わなければならない」という条件があります。これが意外と問題。

というのも、HDD本体の容量は確かに「8TB」なのですが、同じ「8TB」のHDDだからといってセクタ単位で見たときに容量が足りているか、は必ずしも明記されていません。メーカや型番によりこのあたりは異なる可能性があり、例えばWesternDigitalの場合はこれが明記されていません。そのため、ST8000AS0002の代替としてWesternDigital製の8TBHDDを考えるときセクタ数が足りているかどうか確証が持てない、という問題が発生します。RAIDの場合これが致命傷になる可能性があり、この時点でWesternDigital製のHDDは8TBより上のものを使わないと代用できない可能性が出てきます。幸いにもSeagateの場合は「Guaranteed Sectors」(最低保障セクタ数)という概念があり、8TB系のHDDはすべてGuaranteed Sectorsが同じであったため代用できるだろう、という感じで考えることができます。なお、あくまで「最低保障」なので、個体により微妙に異なる可能性は否定できないのですが・・・。

というわけで今回の代替用途にはSeagateのST8000VN004が発売時期も最近なのでちょうどいいかな、と思っていたのですが・・・。

 

近くにあるショップはSeagate製大容量のNAS用HDDがおいていない!というか・・・

そもそも8TBより容量が大きいHDDを取り扱っているショップが見当たらない、と言う事態が発覚し大分困り果てました。8TBのHDDがあった場合もBarracudaかWesternDigital製という間の悪さ。地方のショップはこんなものなのでしょうかね・・・。なんとか急場をしのぐために「とりあえず」でHDDを購入してリビルド作業に移っています。(つまりセクタ数はなんとか足りていたわけですね)

 

RAID5はリビルド作業が怖いのでそろそろRAID6で組み立てたいが

RAID5は1台が壊れても復旧が可能ということで個人用途では悪い選択肢ではないのですが、最大の問題点はRAIDアレイの再構築中に別のHDDが壊れてしまいRAIDアレイが完全に崩壊してしまう可能性が大きいこと。特に同じ時期に同一型番のHDDを買って使うため、故障時期も近くなる可能性が大きくなるからです。それを防ぐにはRAID6が有効なのですが、こちらだとHDDが一つ余計に必要なことと、SATAの端子数が必要(例えば4+2台で組む場合はさらにシステムドライブが1台必要となるため、拡張ボードなしだとマザーボードに端子が8つ必要になってしまう)ということで、コストがかかるのが難点です。ちなみに現段階でRAID6による40TB保存マシン(HDDは10TB*(4+2))を軽く設計してみるとすべてで40万円前後となり、YouTubeの動画にでもして広告収入を稼ぎたくなるようなマシンとなってしまうな、というところです。

 

 


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