WordPressのCaptchaを変更してみる(Advanced noCaptcha & invisible Captcha)

というわけで、Captchaが大分バグっている、というかとある事情で不具合が起こっていたようなので更新しました。その更新について少し書いておきたいと思います。一応コメントの書き込みテストはしているのでキャッシュ処理に関する問題はないはずですが…。

 

大量のスパムコメントがあった理由は…

4月までの数年間WordPressの更新は「緊急性の高いものを除きとりあえずセキュリティアップデートだけ」という状態だったので、一部の事態に鈍感になっていたことが大きかったです。で、本題の大量のスパムコメントですが、とりあえずコメントのフィルタシステムでスパム扱いされていたので半分無視していたのですが、妙に気になったのでCaptchaに関して調べてみると・・・。

SI Captcha Anti-SpamCaptchaは問題あり

という内容の記事があり、調べてみると開発者が変わって更新が止まっているとかバックドアが仕込まれているとかいろいろと情報がありました。ちなみに私が二年前の段階で導入していたのがSI Captcha Anti-Spamの方で、どうもこれがスパムコメントの原因だったようです。

 

別の種類のCaptchaを導入してみることに

さすがにCaptchaが一つもない、というのは微妙ということで調べてみていくつか導入候補を考えたのですが、それが

  • Google Captcha (reCAPTCHA)
  • Login No Captcha reCAPTCHA
  • Advanced noCaptcha & invisible Captcha

になりました。ところがどっこい。基本的にこれらはすべてGoogleのCaptchaシステムを借りて行うものなので変に所有者が変わらない限りはCaptchaとしての動きはほぼ変わりません。後は信頼度と設定がどこまでできるか?に依存するため、今回はAdvanced noCaptcha & invisible Captchaを使ってみることにしました。

 

導入の手順はおそらくこの3つともほとんど変わらない(と思う)

というのも、結局はGoogleのreCAPTCHAを借りることになるため、

  1. WordPressの管理画面からプラグインを検索してインストールする
  2. GoogleのreCAPTCHAの管理画面にGoogleアカウントでログインしてAPIキーとSecretキーを取得する
  3. 設定画面でAPIキーとSecretキーを登録して、ほか必要な設定を行う

となります。GoogleからAPIキーを取得するためのアドレスは大抵プラグインの設定画面にリンクが張られていると思うのでそれを参照すればよいと思います。ちょっと注意が必要なのが、reCAPTCHAのキーを取得するときに認証のバージョンなどを設定することができますが、そのバージョンにプラグイン側の設定も合わせる必要がある、ということです。v2(noCaptchaもしくはinvisible Captcha)で設定する場合とv3で設定する場合でそれぞれ方法が異なりますので注意しましょう。

あとはどの場所にCaptchaを設置するかどうかです。Advanced noCaptcha & invisible Captchaではいくつかの場所にチェックボックスだけで設定できるので、コメント投稿およびログイン画面に設定することにしました。これで安全性がかなり高まるかと思います。ちなみにAdvanced noCaptcha & invisible Captchaの場合はbbPressやBuddyPress、WooCommerceとも連動させてCaptchaをかけることができるので、これらのプラグインでサイトを作っている人には簡単に設定できるようになる分おすすめかもしれません。

 

Captchaのプラグインを変えるだけでスパムコメントが一切なくなった…

というわけで、Captchaのプラグインを変えて数日間たったわけですが、スパムコメントが一切なくなりました。まあ、このサイトこの2年間くらい記事更新がほとんどなかったこともありコメントらしいコメントもないので正しいコメントが受け付けられているかどうかはテストしたこと以上のことは不明なのですが、それでも管理の手間が大分減っているのでちょっと感動です。スパムコメントのフィルタリングに関してはIPフィルタ以上の効果ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

この記事のトラックバック用URL