DSDS機能持ちスマホで格安SIM(4G)とキャリアSIM(3G)を同時に使用する

今回の一連の作業における中心となる話題です。これが目的でスマホの変更を行うことにしたのですから。

なお、実際はその前後にあったspモードメールからドコモメールへの移行の方がよっぽど大変だったのですがそれはこの記事の前の記事後ろの記事で読み取ってもらいましょう。

 

結局端末は…

これになりました。

Zenfone3外箱

そうです。Zenfone3です。この記事を書いているちょうどのタイミングでZenfone3 Laserが発売されていますがそちらはDSDS非対応ということでこれになりました。一応考察記事を一度書いていますのでそちらに決めた経緯が少し書いてありますので興味がある方は読んでみてください。ちなみに届いた瞬間にあらかじめ購入しておいた保護フィルムおよび保護ケースを取り付けて防護しています。背面カメラが飛び出ているのでケースはあった方がいいと思います。たとえばこういうものです。

ちなみに紹介している保護フィルムは表示部を覆うぎりぎりのサイズしかないので注意です。本気で全面をきれいに覆う場合は湾曲部に合うようにカスタムしてある高級品や上面+背面一体型を使った方がよいと思います。

 

初期設定のミスでもう少しでロック解除が大変なことになるところだった…

DSDSの話の前に一つだけ話題を書いておきます。Zenfone3は指紋認証に対応していて初期設定でロック解除のための指紋をとる場面があるのですが、説明が微妙にわかりづらかったことおよび私が指紋認証を行う端末を設定するのが初めてだったのでどう設定するかわからず、はじめに指で触ったときに数%しか認識率がなかったことと「すべての指で…」という記述があったことから「とりあえずすべての指で触って100%にする」と誤って認識してしまい、複数の指で触って指紋を混ぜまくる、ということをやらかしました…。もちろんこれは誤りで、指紋認証を登録する場合は100%になるまで「一つの指紋を複数の角度や位置から触って認識させる」が正しいです。これに気がついてすぐに前に戻して指の指紋を取り直したのでなんとかセーフでしたが、そのまま進んでいたらどうなっていたのでしょうかね…。

 

DSDSといっても端末によって制約があるので確認しておこう

今回ちょっとはまりかけたのがこの事象。基本的に日本の仕様でDSDSというと最低でも4G+3Gが同時にスタンバイできる、というものですがそれでもいろいろと制約があります。Zenfone3にもちょっとした制約(あるいは利点)がありまして、紹介してみますと

  • 使用できるSIMはmicroSIMとnanoSIMがそれぞれ1枚ずつであり、両方microSIMということにはできない。またnanoSIMとmicroSDが排他利用なのでメモリ容量に注意。
  • SIMを2枚セットしているときはどちらかを4Gで接続し、もう片方は3Gまでしか接続できない。ただしnanoSIMが常に3Gまでになるといった制限はない。
  • データ通信が可能なのはどちらか片方のSIMのみ。もう片方は電話待ち受け専用として扱われる。設定で切り替えは可能。
  • 電話の待ち受けは両方のSIMに対して可能。4G側はVoLTEに対応(ハードのみ。回線によっては使用されない)。3G側は通常の携帯回線での通話となる。

となります。なお、これらはZenfone3での話なので他のDSDS端末ではこれと違うことが起こると思います。先に説明書などを確認してSIMのサイズなど(特にSIMのサイズが異なる場合は片方のサイズのSIMが3G専用になる、といった制約もありえそうなので)を考えるようにしておきましょう。

ちなみに皆さんが気になっているDSDSのSIMで電話を受けているときにもう一方の電話番号に対して電話をするとどうなるか?という疑問点ですが、私の環境(格安SIM+キャリアSIMでどちらもdocomo系列)の場合は通話転送を仕掛けていない場合、後からかけた電話は20秒ほど無音で待機した後、例の「おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません。」という返答を返して終わりました。おそらく対象の端末の応答を待機しているのだと考えられますね。なお、スマホ側は通話完了後にSMSで「もう片方のSIMに着信があった」ことだけは連絡されるので完全に連絡できなかったというわけではないのでそれは安心して良さそうですね。

 

3G側はSPモードとか使えないのでパケット通信が必要な場合は先にやっておこう

これが今回の最大の誤算。前の記事でSPモードメールからドコモメールに変更する場合はSPモードの回線を使って変更設定をしなければならない、という話を書きましたがなんとZenfone3では3GのSIMだとSPモードでの接続ができないようです。なお、前までSPモードでの接続はIMEI制限(端末による接続制限)があり接続できなかったのですが今ならできる、という記事がいっぱいありますがこれはあくまで4Gの場合と考えてください。Xiの契約ではなくFOMAの契約となっている場合はこの限りではありません。

このためZenfone3からドコモメールへの変更処理を行う、という計画はSIMを変えてしまった後にもかかわらず見事にご破算となりこれいったいどうするんだ?という状態になってしまいました。これの解決法については次の記事にて紹介したいと思います。

 

細かい設定は各端末ごとに頑張ってみてください

といってもDualStandbyによって変わるのは

  • 電話を受けたときにどちらのSIMの番号からかかってきたかを確認する必要がある
  • 電話をかけるときにどちらのSIMの番号から書けるのかを確認する必要がある(電話帳での設定や直接番号を指定した場合の動作)
  • 電話やデータ通信においてデフォルトで使用するSIMをどうするのかを設定する必要がある

くらいですので、DualSIM設定でちゃんと設定しておけばそれほど困ることはないと思います。私の場合はキャリアメールを保持したまま格安SIMの通信を使うことでしたので今回はキャリアメールでいろいろと苦労しましたがまあOKというところです。みなさんもちゃんと設定できればDSDSのスマホを使って月額料金を抑えながらいろいろなことができるようになりますので意味があると考えている人はどうなるかシミュレーションしてみるとよいと思います。

 

さて次の記事は何度も書いているようにSPモードメールからドコモメールへの移行について実際にやってみた編です。とんでもない苦労を強いられました…。

 

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