今日の昼にやっていたDON!でやっていた内容。単純言うとリトルの法則という待ち時間に対する法則。
本来の法則は
を見ていただければわかりますが、Wikipediaより
安定な系において長時間平均化した顧客数Lは、長時間平均化した到着率λと、長時間平均化した顧客が系に費やす時間 W の積に等しい、すなわち
L = λW
という法則である。
これを応用したもので、紹介されていた式は以下の形。
現在の行列の待ち時間Wは、列に並んだ時点で自分の前にいる人数Lと、単位時間あたりに自分の後ろに並んだ人数をλとすると
W = L / λ
単位時間をminとすると、上記の式に単位をつけることができ、
W(待ち時間[min]) = L(前にいる人数[humans]) / λ(一分間で後ろに並んだ人数[humans/min])
である。たとえば、前に80人が列についていて、自分が列についてから1分間で後ろに10人並んだ時の予想待ち時間はL=80[humans],λ=10[humans/min]より
W[min] = 80[humans] / 10[humans/min] = 8[min]
となる。
本来のリトルの法則に対して当てはまるようにそれぞれの文字の意味を置き換えたもののはずです。
これを使うと、よくある遊園地などの待ち時間の目安を求めることができる、というものですが、今回はこれをコミケのサークルおよび企業ブースの待ち時間に応用できないか?ということです。
コミケで列に並んでいる時に前後の人が携帯電話とかで会話する内容が
「いま○○に並んでいる。そっちは?」
「いま△△△。どれくらいかかりそう?」
「10時30分頃から並んでいるけど、まだ先が見えないよ。」
みたいな。私の場合は今まで経験からサークルおよび企業の販売速度を何となくトレースして自分なりの予測を立てて並んでいましたが。(基本私は単独で動くのでこの辺の感じが身につかないと・・・)
この法則を使えればコミケならTwitterやら2chで実況してくれる人くらいいっぱいいるはずですので、うまくいけば待ち時間○分なうとかできそうな気がします。
できればいろんなイベントで使えそうな気がしますが・・・。すでにありそうでもあり、割り込めそうでもあり・・・と思った次第です。
コミケだとあまりにも携帯端末が密集しすぎてその手の通信が非常に不安定になるという問題から意外と難しかったりするかもしれません。
単純にリトルの法則を使おうとしてもλは後ろを見ればわかりますが、Lをはかる時間がない、というところでしょうか。
昔(といっても2,3年くらい前)に考えたことがあるのが、無線系の技術をつかってコミケの中継でもできないかな~と思っていたことがあります。
ラジオで企業ブースの宣伝をしてみたり、待ち時間情報やら人気サークル情報やらをリアルタイムで・・・とか考えていましたが、
今の状態なら、Twitterを使うことでこのようなやりとりは十分可能なんですよね~。いろいろと変わったもんだな~という感想でした。
7/24 追記:コミケでTwitterを使わないように呼びかけている団体がある模様・・・が正しいのかな?
上にも書いてありますが、端末が密集するので通信がかなり不安定になるのでこの作業はとても厳しいです・・・。
もちろん、単にこんなことをやっても、これだとコミケの「一般参加者」がただの「客」となってしまうので、同人誌即売会の考え方から行くとある種邪道でもありますが。